【我が家の妊活の第0歩】30歳夫婦が選んだ保険
妊活の第一歩と言えば、基礎体温計測や精液検査、禁酒禁煙などなど、多くの人がこういったことにトライされているのではないでしょうか?
諸先輩方に倣って、我が家もそういった妊活は一通り経験してきましたが、その前に始めたことがありました。
それが保険加入です。
あってはならない万が一のことですが、なるべく備えはしておきたいもの。
万が一のときにも子供が最低限お金では困らないように、足元を固めてから妊活しよう!というのが私たち夫婦の方針でした。
そんな妊活第0歩の保険選びについて紹介させていただきます。
- なんで保険に入らないといけないの?
- わたしたちが保険に入った理由
- 疑問1 : 貯蓄型と掛け捨て型どっちを選ぶ!?
- 疑問2 : 生命保険って死亡時にお金がもらえれば十分なんじゃないの?
- 疑問3 : 医療保険・がん保険って元が取れるの?
- 疑問4 : 医療保険って若くて健康なのに必要あるの?
- 結局こんな保険に入りました
- まとめ
なんで保険に入らないといけないの?
それまで全く保険に入っていなかった私たち夫婦。
二人とも健康で入院もほとんどしたことがない。
保険に入る意味ってなんだろう?そこからスタートしました。
世の中には本当にいろんな種類の保険があります。
面白いところでは旅行中に雨が降ったら旅行代金を返金してくれるお天気保険なんてものもあるそうです。
私のケースで言えば、結婚式場から新郎新婦が病気や怪我をした際の結婚式中止保険なんてものを紹介されたこともありました。
これだけ保険の種類があれば、保険に入る意味も入るべき保険も一人ひとり異なってきます。
インターネットで検索すれば、一般的な保険の知識を得ることはできますが、自分に本当に合った保険は自分で探さなければいけません。。
そこで、この記事では全くの保険素人である私がどんな理由で、どんな保険に入ったのかをある個人的なケースとしてご紹介させていただきます。
近しい境遇や考え方をお持ちの方の参考になったり、あるいは詳しい方にアドバイスなんていただければ大変幸いです。
わたしたちが保険に入った理由
わたしたちが生命保険や医療保険に入った理由はずばり2つです。
1 : 不慮の事故や病気で収入が大きく減少したときのための備え
2 : 不慮の事故や病気で大きな治療費が必要になったときのための備え
当たり前のふつうの答えだと思いませんか?
でもこれって結構忘れがちな大前提だと思うんです。
ここをしっかり押さえておけば、入るべき保険はかなり絞られてくるはずです。
わたしたちの保険を選ぶときの決め手になった3つの疑問についてお話しながら解説していきます。
疑問1 : 貯蓄型と掛け捨て型どっちを選ぶ!?
生命保険を選ぶときにまず聞かれたのがこの質問。
不測の事態に備えながら貯金ができるなんて素晴らしい!…とはわたしたちの場合あんまり思わなかったんです。
もうお分かりのように私たちは掛け捨て一択でした。
生命保険に入る理由はあくまで収入の減少への備えです。
貯蓄はまた別で考えれば良いです。
資金運用の方法は 色々あり、日夜変化が激しいです。
低金利時代になり、タンスと銀行預金には大した差がなくなってきました。
可能なら生命保険は長い期間継続して加入したいものです。
30年後に貯蓄型生命保険での資金形成は破綻していないでしょうか?
物価上昇のリスクには耐えられるでしょうか?
収入保障と貯蓄が一体になることで、そういった市場経済の動向に保障が振り回されてしまうことはあってはならないはずと感じました。
以上のことから生命保険は掛け捨てとするのが、問題をよりシンプルにできるというのがわたしたちの結論です。
疑問2 : 生命保険って死亡時にお金がもらえれば十分なんじゃないの?
妊活+保険加入の組み合わせを考えたときに真っ先に思い浮かぶのが生命保険ではないでしょうか?
家庭の収入の大半を占める方が亡くなられたときに、その後の子供の生活費や学費を補うものが必要です。それがまさに生命保険でしょう。
わたしも最初はぼんやりと考えており、概ねそれで問題ないと思うのですが、もう少し掘り下げて考えていくことで具体的に必要な保障が決まってきました
誤解を恐れずに言えば、死んだからお金が必要なわけではない。ということです。
死亡時にはもちろん葬式費用など色んなお金がかかるでしょうが、それは別のお話。
ここで協調したいのは、死んだことで本来入るはずの収入が無くなったからお金が必要になる、ということです。
この事実を前提とすれば、死亡時のみの保証だけでは大きな穴があるような気がしてきます。
すなわち、「大きな病気をしたが幸い生き長らえた。でも到底仕事は続けられない」という事態に陥ったときの保証が欲しいです。
そこで、メインの収入源になる夫には2種類の生命保険を併用することにしました。
1つ目の生命保険 : 死亡保障
2つ目の生命保険 : 死亡保障+三大疾病時の収入保障
仕事が続けられなくなるシチュエーションは色々考えられますが、すべてのパターンを抑えることは難しいです。
そこでもっともポピュラーな三大疾病(がん、心筋梗塞、脳卒中)になったときには毎月定額の保障を受けられることにしました。
完璧ではありませんが、限られた保険にかけられるお金のなかでの最大限の効果かなと思っています。
疑問3 : 医療保険・がん保険って元が取れるの?
わたしの友人には医療保険やがん保険は元が取れないようになっている。ある程度の貯蓄があれば入院額くらい払えるんだから保険は入らないよ。
という人もいます。
彼は医療保険にかける額を貯金してイザというときに備えているそうです。
それも一つの考えだと思います。
ですが、わたしは医療保険もがん保険も入っています。
繰り返しですが、理由は不慮の事故や病気で大きな治療費が必要になったときのための備えです。
"不慮の"というのがミソですね。
わたしは医療保険で元が取れなくてもいいや、と思っています。
なぜならば、保険料で多少の損をしても生活を継続することは可能だからです。
1円でも得したい、節約したいという気持ちはありますが、それよりも想像だにしていないことが起きて生活が破綻してしまうことが怖かったです。
40歳以下のがん罹患率は0.1%(1000人に1人)だそうです。
この確率をどう捉えるかは個人の価値観によるでしょう。
がんになったときに経済的に困窮しても、これは対策しようがなかったアンラッキーだからしょうがない。と諦めることはできるでしょうか?
冒頭の友人はこれだけ信念を持っていますので、恐らくスパッと割り切ることができるでしょう。
わたしは例え元が取れなくても、ある程度アンラッキーに備えを持っておきたいです。
よほど自分の不健康や自信がある(?)人や癌家系だからという人でなければ、元が取れないのは大前提だと思っています。
損をする可能性が大きいのは承知の上で、人生のアンラッキーをどのように捉えるかで保険は決まるでしょう。
ちなみに個人的な見解では、医療技術と検査技術の向上でがん保険は転換期にきていると感じています。
この件についてはまた別記事を書きますので、お待ちください。
疑問4 : 医療保険って若くて健康なのに必要あるの?
掛け捨てを前提にしている我々は若いうちに保険に入る必要があるのでしょうか?
あと5年、10年してリスクが高まってから入るチョイスはないのでしょうか?
3つの理由から今のタイミングでの保険加入を決めました。
1つ目は保険に入れなくなるリスクを取りたくなかったからです。三大疾病のような大きい病気をする可能性は低いかもしれませんが、いつ健康診断で引っかかるか分かりません。
保険がリスクへの備えとして機能すると思っているのであれば、保険に入れないこともリスクと取るべきです。
2つ目は妊活を予定していたからです。
出産における帝王切開の割合は20%、切迫早産の割合は5%だそうです。
こんな一大事を予定しているのであれば、その前に保険に加入しておくべきだと思いませんか?
そう妻に説得されたこともあり、このタイミングで保険に入ろうと決めました。
結局こんな保険に入りました
なんだかんだと言ってきましたが、結論としてわたしたち夫婦は夫は4つ、妻は3つの保険に入りました。
夫1 : 生命保険A / 死亡保障
死亡時の収入減への備え
夫2 : 生命保険B / 死亡保障+三大疾病時収入保障
死亡時, 三大疾病就業不能時の収入減への備え
夫3 : 医療保険 / 入院時, 先進医療
入院時の最低限の保障+高額な先進医療費への備え
夫4 : がん保険 / がん診断時, 上皮内癌診断時, がん治療時
高額ながん治療への備え
生命保険を2つに分けたのは説明した通りですね。
上2つが収入ダウンへの備え、下2つが大きな支出への備えとなります。
妻1 : 生命保険 / 死亡保障+三大疾病時収入保障
子育て負担増に対する資金補助(51歳まで)
妻2 : 医療保険 / 入院時, 先進医療, 女性疾病
入院時の最低限の保障+高額な先進医療費への備え
妻3 : がん保険 / がん診断時, 上皮内癌診断時, がん治療時
高額ながん治療への備え
基本的には夫の保険内容と似ていますが、大きく違うのは生命保険。
加入理由は収入ダウンへの備えではありません。
子供の成人前に死亡、三大疾病があったときに夫一人で子育てをする必要があります。
そのときにお金があれば、生活の助けになると思っています。
あとは医療保険選びには女性疾病保障のオプションをつけています。
まとめ
素人が選んだ保険の内容はいかがだったでしょうか?
自分なりに色々考えて選んだつもりだったのですが、考え違いがあったりすればご指摘いただけると大変うれしいです。
わたしたちはなにがあるか分からない人生を少しでも安定させようと安くないお金を払って保険に入るわけです。
それでもなにをしたって結局安心は手に入らないことも覚悟しなければならないと強く感じました。
予測のできない人生、これで絶対安心なんてあるはずがないですよね。
現代医療では治療不可能な未知の病気にかかるかもしれませんし、日本で紛争が起きて巻き込まれるかもしれません。
結局、自分ではコントロールできる範囲は限られているという諦めが肝心です。
また、途中でも書きましたが、元を取ろうと思って保険を選ぼうとすると本来の目的から離れて行ってしまいます。
絶対安心なんてない。保険で得しようと思わない。
この2つが保険選びにおいて、わたしが重要だと思ったことです。
少しでもこれから保険加入を考える皆さんの助けになれば嬉しい限りです。